退職後無職になってからの確定拠出年金はとっても注意。

退職後無職になってからの確定拠出年金はとっても注意。

無職になって今とっても困っているのが『確定拠出年金』です。
別名DCとかiDeCoとか401kとかいうみたいです。

私は最初に働いていた会社が「企業型確定拠出年金」を採用しており、私は詳しいことはわからないまま毎月掛け金を払っていました。
その後転職のため2018-1-31に退職しました。
そこから起算して現在(2018-5-31)4カ月目になっています。何も手続きを行っていませんでした
あと2カ月以内にどうにかしないと手数料をごっそり持っていかれるみたいです…!

バカ高い悪名高き自動移管手数料に注意

無職になってそんなこと考えている暇なんてないとずっと放置していたのですが、企業型確定拠出年金というものは資格喪失してから6カ月以内に「個人型(iDeCo)」にするか「企業型確定拠出年金」を採用している会社に入社することが必要なのです。

私が放置していたのが悪いかもしれないのですが、6カ月たってしまうとなんと「自動移管」と言って全く手の付けられない自分のものではないお金に換えられます。そしてその自動移管には手数料をたっぷりとるというのです。

少額ならいいかな…と思って見てみたのですが、年金資産評価額は『52,607円』となっていました。無職になってお金にシビアになっている今5万ものお金が取られてしまうのはほんとに許せません。

自動移管時の手数料内訳は?

その内訳が下記のように記されています。

オレンジ枠の部分が「自動移管時」にかかる手数料。
特定運営管理機関への移換手数料:3,240円
自動移換に関する事務手数料:1,029円
特定運営管理機関手数料(月次) 51円
特定運営管理機関手数料は自動移管後4カ月たった場合毎月かかるようです。
つまり自動移管時には「4,269円」が手数料として持っていかれます。

そして移管後は個人型などに変換する時にも手数料がかかります。
それがブルー枠の部分「自動移管された物を取り返す時」にかかる手数料です。
特定運営管理機関からの移換手数料:1,080円

まとめると一度特定運営管理機関に自動移管されると取り返すまでに最低でも5,349円」が手数料として差し引かれるのです。
最低でもというのは、預け続ける限り増やすことも取り出すこともできないまま知らぬ間に60歳まで毎月51円ずつ搾取されることだってあるのです。
新卒でなけなしのお金をはたいて出したお金がこんな仕打ちではお金もいたたまれません…資金洗浄しなければいけません!

実際にどうやって取り戻すの?

これに関しては上記にも書いた通りいくつか方法があるのです。
まずは「企業型確定拠出年金」を採用している企業に入社する→これはあまり現実的な案ではない気がします。

次に個人型(iDeCo)に移管する方法です。これについては1か月ほど前に資料請求をして調べていたのですが、個人型にも2種類あり、企業型から個人型に移行し、その後も資産を追加して投資・運用していく方法。もう一つが運用だけを行う方法(運用指図者)があるようです。

ですが、無職で安定した収入がない人・個人でやっているような人は確定拠出で投資する意味があまりないのです。もともと税金を掛からないようにするために確定拠出年金に投資するのですが、無職はまず投資する元手がなく、個人やフリーランスの場合余程安定した人でないと60歳まで取り出すことができず絶望することになります。

なので、無職や個人(フリーランス)は個人型に移行し運用だけを行う運用指図者になるというのが無難な選択なのかと思います。
個人型は色々な信託銀行などが行っているのですが「SBI証券」のiDeCoを少し見ていました。
手数料が安いといわれるSBI証券でも加入時に2,777円、運用指図者でも毎月64円がかかってしまいます。
ケチな私はこれも少し気にかかっています。

そして今後収入が増える事もあまり期待できず、今の資産では増える事もほとんどないと思われる私は個人型にもしない方法を模索してみました。

脱退して一時金として返してもらう

私が今考えているのはこれです。
しかしこの方法はとても大変な条件があり、まずは「第1号被保険者」であること、つまり会社に勤めておらず、扶養などもされていない人の事です。

それに加え「国民年金保険料の免除や猶予を受けている」必要があります。
あとは「資格喪失後2年以内」であり、「個人別管理資産の額は25万円以下」であれば一時脱退金としてもらえるようです。
条件を整理すると

  1. 第1号被保険者である
  2. 国民年金保険料の免除や猶予を受けている
  3. 資格喪失後2年以内である
  4. 個人別管理資産の額は25万円以下

条件を確認すると2つ目の「年金保険料の免除・猶予を受けている」の項目が鬼門となってきます。
私の場合現在無職・似非フリーランスなので第1号被保険者であり、資産に関しては5万程度なので2つ目の項目以外は当てはまっております。

そして現在年金保険に関しては私がしっかりと管理をしていなかったため現在支払いがどうなっているかもわからない状態です。簡単に言うと未納の可能性があります。

このままでは私のお金が取られてしまうだけなのでこの条件を満たすように、年金事務所に出向いて収入の見込みが無いとのことで免除・猶予のどちらかを勝ち取ってこようと思っております!
そして未納だったらその分をどうにかしようと思います。

皆さんも退職後は気を付けてくださいね

確定拠出年金を取り返そうとするにはこんなにも大変な事だとは思っていませんでした。
こんなの事前に対処すればどうにかなるだろ!って思うかもしれませんが、実際職を失ってお金も心も余裕がなくなってからでは手付かずになってしまうこともあります。

自分のお金を無駄な手数料で取られないためにも現在会社で採用されている確定拠出年金・制度については知っておくことが大事です。
そして退職後はすぐに個人型、または年金事務所で手続きを行った後に一時脱退金として返してもらいましょう。